マハティール元首相やキッシンジャー元国務長官の健康長寿の秘訣 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

マハティール元首相やキッシンジャー元国務長官の健康長寿の秘訣

日本も含め世界各地でオミクロン株が話題となっています。

 

しかし、世界のリーダーとして現役で活躍中の健康長寿者たちはワクチンに頼らずともすこぶる元気のようです。

 

マレーシアのマハティール元首相は96歳で、昨年末から、心臓病の検査で入退院を繰り返していますが、経過は順調で、次期総選挙に向けて自らが率いる野党の地盤強化に余念がありません。

 

また、アメリカのキッシンジャー元国務長官は98歳になりますが、昨年末には新著『人工知能の時代と人類の未来』を出版しました。

 

 

実は、キッシンジャー博士はこの本のために、過去1年、毎週日曜日の午後、グーグルのシュミット元CEOとMITのコンピュータ学部長のハッテンロッヒャー氏と議論を重ねたそうです。

 

いわば3人組の「文殊の知恵」といえます。

 

そのメッセージはシンプルですが、警鐘に富んでおり、「このまま手をこまねいていれば、世界の終焉につながる」というわけですから無視できません。

 

なぜなら、人工知能の進化は人間の理解や都合を無視して暴走する可能性が高いからです。

 

かつてキッシンジャー博士は核戦争の脅威を回避するため米ソ核交渉を推進しました。

 

その結果、今でも「キッシンジャー・ロシアスパイ説」が根深く残っているほどです。

 

今回の共著の中で、ノーベル平和賞の受賞者でもあるキッシンジャー博士は「米中間の最終戦争の可能性」にも言及しています。

 

というのも、アメリカも中国もAI兵器やロボット兵士の研究開発に精力を注いでいるため、早晩、人間がコントロールできなくなり、AIの独自の判断で戦争が勃発するリスクは否定できないからです。

 

そうした最悪のシナリオを想定しながら、人類の生き残る道を模索するには「国際的な政治家と技術者の相互理解の場を早急に立ち上げることが欠かせない」というのが結論になっています。

 

 

マハティール元首相もそうですが、キッシンジャー元国務長官も人類社会が直面する新たな課題に日夜を問わず思いを馳せているわけです。

 

特に、キッシンジャー博士は「AIに関心を持ち、学び始めたのは10年前から」と語っています。

 

ということは88歳から取り組み始めたということでしょう。

 

要は、いくつになっても、知的好奇心を失わないことが健康長寿の秘訣に違いありません。

 

 

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