アフガニスタンで新たな指令:テレビドラマから女性を禁止!
今日11月22日は日本では「いい夫婦の日」です。
11(いい)と22(ふうふ)の語呂合わせですが、1988年に当時の通産省が余暇開発センターと共同で決めました。
男女が仲良く夫婦生活を営めるようにと、政府が推奨するというわけで、平和な日本を象徴しています。
一方、タリバン政権が権力を掌握したアフガニスタンでは、次々と「男尊女卑」の政策が打ち出されているようです。
8月末に米軍やNATO軍が撤退した後、タリバン政権は女児や女生徒は学校に通うことを禁止しました。
そして、女性のジャーナリストや報道機関で働いていた女性に対しては「必ず頭をスカーフで覆うように」との指示を出したのです。
先週、更に新たな命令が出ました。
何かといえば、テレビドラマから女性を一切排除するというものです。
また、コメディーや娯楽番組でも、宗教に対して批判的な内容は認められず検閲の対象になるとのこと。
以前、1990年代のことですが、タリバン政府がアフガニスタンを支配していた時には、全ての女性が教育を受けることも仕事に就くことも禁止されていました。
あの当時の女性蔑視の時代が復活しつつあるようです。
人口の半分を占める女性を対象に、教育と就業の機会を奪うというわけで、現代の世界では類を見ない暴挙としか思えません。
首都カブールの市長曰く「女性職員は出勤する必要がありません。男性職員だけではどうしても仕事ができない場合には声をかけます」。
世界最大の慈善事業を営むビル・ゲイツ氏はアフガニスタンに学校を建設する費用をプレゼントすると発表しましたが、離婚したメリンダ夫人は「男女平等が保証されなければ、支援する意味がない」と反対だったようです。
今夏、「世紀の大富豪夫婦の離婚劇」と騒がれましたが、ゲイツ夫妻の離婚の原因の一つが、このアフガニスタン支援を巡っての意見の対立にあったと見られています。
「いい夫婦」を長持ちさせるのは「お金」ではなく「気持ちを通じ合わせる」ことができるかどうかということでしょう。
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