知られざる、もう一つの“台湾有事”
日本時間の今朝、米中トップ同士による初のオンライン会談が行われました。
折しも、いわゆる「台湾有事」が国際的にも大きな関心を呼んでいます。
というのも、中国が軍事力を行使して台湾を併合する動きを加速すれば、アメリカも軍事力で台湾を擁護することになるため、台湾を舞台に米中間の軍事的衝突が勃発するという可能性が高まってきたためです。
万が一、そのような事態になれば、日本にとっても一大事となります。
なぜなら、日本にとって物流の生命線である台湾海峡を含む海上輸送路(シーレーン)が寸断されることもあり得るからです。
今回の首脳会談でバイデン大統領からも習近平国家主席からも、そうした「台湾有事」を回避したいとの思いは伝わってきましたが、「一寸先は闇」とも言える緊張状態が解消されるまでには至っていません。
当面、綱渡りのような事態が続くことになりそうです。
そんな折、全く異質の「台湾有事」が発生しました。
日本では報道されていませんが、台湾ではファイザーのワクチンを接種した若年層の間で心筋梗塞など心臓の機能障害が多発しているのです。
そのため、台湾政府は10代の若者に対しては2度目の接種を受けさせないことを決定したといいます。
加えて、12歳以下の子供への接種は全面的に禁止することも検討しているとのこと。
もともと、12歳以下の場合には、感染したとしても、重篤化あるいは死亡するようなリスクはゼロということが統計的にも明らかになっているからです。
台湾の保健当局は10代の若者の間で急増する副反応という緊急事態の原因を早急に究明するとしています。
まさに「台湾有事」といえるでしょう。
もちろん、これは日本にとっても「他山の石」とすべき状況だと思われます。
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