世界大富豪NO.1に返り咲いたイーロン・マスク氏 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

世界大富豪NO.1に返り咲いたイーロン・マスク氏

10月21日はアルフレッド・ノーベル氏の誕生日です。


1833年の今日、ご存知「ノーベル賞」の生みの親である彼が生まれました。
 

 

ダイナマイト、無煙火薬、起爆剤など、次から次へと爆発物を発明した化学者ですが、実験中に弟を爆死させたこともあります。
 

それでも研究を止めず、「恐れを知らない男」と呼ばれたものです。
 

しかし、自らが発明した火薬が戦争を悲惨なものにしたことを後悔し、火薬工業で得た財産の全てを「人類の平和と進歩に貢献した人に寄付するように」との遺言を残しました。
 

ノーベル賞委員会では、その原資168万ポンドを資産運用し、毎年、ノーベル賞を授与する活動を今日まで発展させてきているわけです。
 

ところで、コロナ禍の中、世界の大富豪たちはどうしているのでしょうか。
 

フォーブスが集計しているデータに基づき、「税金の公平性を求めるアメリカ」と呼ばれる研究機関による調査結果が公表されました。
 

すると2020年3月から2021年10月の間に、1000億円以上の資産を所有する大富豪は新たに336兆円もの財産を増やしていることが判明したのです。
 

 

その中で、1500億ドルを稼ぎ出し、首位の座の返り咲いたのはイーロン・マスク氏に他なりません。
アマゾンの創業者であるジェフ・ベゾス氏を再び追い抜いたわけです。

 

いつもなら「大ぼら吹き」らしく、マスク氏は得意のツイッターで、「やったぜ!」と叫びそうなものですが、なぜか、今回はだんまりを決め込んでいます。
 

 

恐らく、コロナ禍の中、多くの人々が失業したり、経済的に苦しい事態に追い込まれているため、一人勝ちのような派手なパフォーマンスは控えたのでしょうか。
 

しかも、アメリカの大富豪たちは実収入の4分の1はIRS(国内歳入庁)に申告していないと言われています。
 

もし、正しく申告されていれば、IRSは追加で7000億ドルもの税収を確保できるはずです。
 

バイデン大統領が提唱する国内のインフラ整備事業に回せるはず。
 

しかし、マスク氏もベゾス氏もその気はなさそうで、あの手この手で税金逃れにも知恵を絞っています。
 

ノーベル氏のように財産を人類のために使うという発想は今のところなさそうです。