“火事を呼ぶ男”とも呼ばれるトランプ前大統領 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

“火事を呼ぶ男”とも呼ばれるトランプ前大統領

日本では衆議院選挙の幕が切って落とされ、各地で賑やかなマイク合戦が広がっています。


一方、アメリカでは2024年の大統領選挙を控え、現職のバイデン大統領への批判を強め、ホワイトハウス奪還を目指すトランプ前大統領の動きが賑やかになってきました。
 

とはいえ、トランプ氏にとって大きな問題は選挙資金不足と言われています。
 

加えて、本ブログでも紹介したように、側近からも健康を案じる声が漏れ出している点も懸念材料となりそうです。
 

しかし、選挙資金不足は深刻で、「不動産王」とか「メディア操縦の天才」とか言われていますが、トランプ氏の経営する各地のオフィスビル、ホテル、カジノなどはいずれも価格が暴落中です。
 

日本では知られていませんが、あの「9・11同時多発テロ」の発生直前にもマンハッタンのトランプタワーは火事に見舞われ、大問題となりました。
 

 

本年9月11日の20周年の追悼式典には、バイデン大統領も歴代の大統領経験者も皆参列しましたが、トランプ氏は顔を見せていません。
 

実は、その時、トランプ氏はニューヨークの消防署を訪れ、消防隊員に感謝の意を伝えたのです。
 

多くのメディアは、9・11テロの際に身を挺して救助活動に取り組んだ消防隊員を労うためだったと報道していました。
 

しかし、実際は彼の所有するビルが、その後も相次いで火事に見舞われており、その都度、緊急出動してくれたことへの感謝を表していたのです。
 

 

豪華さを売り物にしていたトランプ物件ですが、火災報知器やスプリンクラーが設置されていなかったため、頻繁に火事が起きてきました。
 

そのため、評判も不動産価格も下落する一方です。
 

それやこれやで、「金儲けの天才」とのイメージとは裏腹で、選挙運動を展開する資金が不足するという危機的状況に陥ってしまいました。
 

そこで、このところは日本をはじめ「トランプ神話」が生きている国からの資金調達に必死になっていると言われています。
 

お忍びで日本にも来ているようですが、どこまで資金集めができるのか、大いに疑問です。
 

自分のお尻に点いた火を消すことができなければ、2024年の再出馬も「絵に描いた餅」で終わるかも知れません。