9・11追悼の日におけるバイデンとトランプの好対照の動き | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

9・11追悼の日におけるバイデンとトランプの好対照の動き

20年前に起きた「9・11テロ」で犠牲となった人々を追悼する式典がニューヨークの世界貿易センタービルの「グラウンド・ゼロ」で開催されました。

 

バイデン大統領はクリントン、オバマ両元大統領らと参列。

 

 

ところが、バイデン大統領が出席していた遺族と握手をしようとすると、激しい反発の声が上がったのです。

 

「間抜け野郎!アフガニスタンの大失敗の落とし前をつけろ!」

 

一方、トランプ前大統領は同じ時間帯にニューヨークの市警と消防隊を訪れ、9・11テロ発生時における献身的な救助活動を称えたのです。

 

突然のトランプ氏の来訪に大歓声が起こりました。

 

その夜、全米の注目を集めたプロボクシングのタイトルマッチに顔を出すと、会場からは「We Want Trump!」の大合唱です。

 

 

バイデン大統領とトランプ前大統領では、対照的な反応の違いが見られました。

 

コメントを求められたトランプ氏は「アフガンからの米軍撤退は最悪だった。13人もの若い兵士が犠牲になった。これではアメリカの愚かさを世界に示したようなものだ。でたらめな撤退計画、前代未聞の弱弱しい対応、現場の情勢を理解できない指導者がもたらした人災に他ならない。でも心配するな。もう一度、アメリカを強く立ち直らせるから」と自信とやる気をみなぎらせたものです。

 

これこそ2024年の大統領選に向けた出馬宣言に他ならないでしょう。

 

 

日本では次の総理を決める自民党の総裁選が間近に迫っています。

 

しかし、どの顔ぶれも誰かに忖度しているようで、気迫も殺気も感じられません。

 

これでは菅総理とさして変わりばえしそうにありません。

 

その菅総理は「コロナ対策に専念するために総裁選には出馬しない」と言いながら、ワシントンからの呼び出しでとんぼ返りすると言うではありませんか。

 

対中政策のすり合わせが目的と言いますが、次の総理に対するアメリカのメッセージを受け取るために呼び出されたというのが実態でしょう。

 

残念ながら、日本では再び短命政権が続くことになるのでは、と心配されます。

 

 

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