本日はイーロン・マスクが尊敬するトーマス・エジソンが蓄音機を発明した日
1877年の8月12日のことです。
発明王トーマス・エジソンが蓄音機を発明し、自らの肉声で「メリーさんの羊」を吹き込んだ記念すべき日。
人の声を録音し、再生するということは、今でこそ当たり前のことですが、144年前には信じられない出来事だったようです。
エジソンが自慢の蓄音機を披露した際には、皆が信じられない面持ちで、「どこかに腹話術師が隠れているに違いない」と大騒ぎで探し回ったと言います。
結局、腹話術師も見つからず、手品師でもないことが分かっても、新たな発明品を前にして、人々はなかなか自分の目や耳を信じることができなかったことの一例でしょう。
そして、今や電気自動車や宇宙ロケットの開発と商業化で話題満載のイーロン・マスクですが、「自分にはエジソンの魂が息づいている」と意外な発言。
確かに、研究所で寝泊まりしながら実験に没頭したエジソンと同じで、マスクも製造工場で寝ずに働くことを自慢しています。
それどころか、「自分は真の社会主義者だ」という、意味不明な発言で世間をけむに巻いているようです。
世界第2位の大富豪が社会主義者とは、誰も信じないでしょう。
その真意を問われると、「国民の税金を多くの人々が幸せになるように使うのが自分の使命だ。世界には自称社会主義者が大勢いるが、皆、根暗でユーモアのセンスがない」と一刀両断。
要は、国家予算から電気自動車の普及に欠かせないインフラ整備や通信衛星の打ち上げ経費を獲得することの大義名分を語っているわけです。
ある意味では、マスクはエジソンも舌を巻くような天才錬金術師かも知れません。
なぜなら、自らは法人税や所得税を極力払わず、政府予算を引っ張ってきては自らの事業を推進しているからです。
いずれにせよ、時代は違うものの、エジソンもマスクも世間を騒がすことを生きがいにしている点では共通しているようにも思えます。
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