ワクチン接種者はお断りのレストラン:逆張りで大人気
日本では度重なる緊急事態宣言によって飲食店が悲鳴を上げています。
営業時間の制限やアルコールの提供禁止で売り上げが急落し、閉店や廃業を余儀なくされるケースも増えているようです。
ところが、アメリカでは逆張りで大儲けをしているレストランが評判を呼んでいます。
カリフォルニアのハンティントン・ビーチに本店を構えるBasilico’s Pastaというお店です。
何しろ、お店の入口には「ワクチン接種をした人やマスク着用の人はお断り」の大きな張り紙。
もちろん、「ワクチン未接種証明」を求めたりはしていません。
とはいえ、昨年の感染症が大爆発した時点から、一度も店を閉めることもなく、マスクを付けてきたお客には入店時に外すようにお願いし、今日に至っているようです。
地元の役所からは「酒類の提供を止めるように」と再三の注意を受けているのですが、全く聞く耳を持っていません。
そのため、15万ドル強の罰金を言い渡されたのですが、一切、動じることもなく、反撃に出たといいます。
何をしたかと言えば、役所の取締官の名前と電話番号を公表し、顧客から抗議の電話を殺到させたというわけです。
店のオーナー曰く「俺たちはアメリカという自由の国に生きている。自由を守るために商売を続けているだけだ」。
映画『ゴットファザー』からのセリフを掲げ、「罰金などクソくらえ」との姿勢を鮮明にしています。
そうした心意気に共感してか、コロナ前よりもお客はひっきりなしで、商売は大賑わいのようです。
日本ではこっそりとアルコールを提供しているお店が多いようですが、日米の商売人気質の違いを感じさせられます。
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