五輪のために来日したウガンダの選手は失踪中! | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

五輪のために来日したウガンダの選手は失踪中!

今週から始まる東京オリンピックでは何かと想定外の出来事が起こりそうです。


既に選手村では新型コロナウィルスの感染者が次々に発生しています。
 

実は、先頭を切って来日したウガンダの選手団の間でも2人の陽性患者が確認されました。
 

しかも、感染力が強いとされるデルタ株です。
 

かつて『アフリカの真珠』と呼ばれた内陸国のウガンダですが、国民一人当たりのGDPは912ドル(約10万円)で、世界194か国中で171番目。
 

 

国民の4割以上が1日200円以下で暮らす最貧国です。
 

医療環境も整わず、コロナ対策で接種されたワクチンも中身はただの水だったという問題も発覚しています。
 

こうした国々からの選手や関係者によってコロナが広がる恐れは当然予想されたことでした。
 

しかし、選手が突然、滞在先のホテルから失踪するという事態を日本政府は想定していなかったようです。
 

重量挙げの選手として来日したウガンダのセチトレコ氏(20歳)ですが、合宿先の大阪・泉佐野市のホテルから突然、姿を消してしまいました。
 

 

置き手紙が残されており、「ウガンダでの生活は苦しいので、妻と子供のために日本で働きたい」とのこと。
 

どうやらウガンダ人が多く暮らす名古屋か東京に移動した模様です。
 

オリンピック組織委員会では来日した選手の健康チェックや居場所確認アプリの使用を義務付けていたはずですが、全く守られていなかったことが判明しました。
 

 

選手や関係者には各自のスマホにGPSの行動監視機能を取り込むことが求められていましたが、無視されていたわけで、これではザル法状況です。
 

これまでもオリンピックに限らず、国際的なスポーツイベントの際には主にアフリカからの選手が新天地を求めて失踪、亡命するケースは枚挙に暇がありませんでした。
 

菅総理は成田空港を視察し、「水際作戦を徹底する」と激励していましたが、日本の危機管理の甘さがいたるところで問われそうです。
 

 

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