とどまるところを知らないアメリカの軍民転換計画
1945年、7月16日、アメリカのニューメキシコ州の砂漠で世界初の原子爆弾の実験が行われました。
その後、8月には人類史上初となる都市への原爆攻撃が長崎、広島へ行われたわけです。
1946年以降も、アメリカはマーシャル諸島を舞台に原爆実験を繰り返しました。
戦争が終わった後も、多くの人々が核実験の犠牲になり、今日に至っています。
実は、アメリカのペンタゴンでは民生への転用が可能な新たな技術の開発に熱心に取り組み始めました。
中でも注目を集めているのはセコムならぬ「ソコム(SOCOM)」と呼ばれる特殊オペレーション司令部が進めている「究極のアンチエイジング薬」の研究です。
要は、最新のDNA研究の成果を活用し、人の老化や疾病を防ぎ、生命力や運動能力を飛躍的に高めようとするもの。
確かに、ミサイルやドローン兵器を開発するより応用範囲は広いかも知れません。
年を取っても、「老兵は去らず」というわけで、いつまでも戦闘能力を維持し、万が一、負傷した場合でも速やかに回復できる兵士を生むとのこと。
当然でしょうが、「寿命も大幅に伸ばすこと」を目標に掲げています。
そのため、ワクチンメーカーのモデルナやサイボーグ人間の研究を進めるイーロン・マスク氏との連携も進んでいるはず。
原爆によって太平洋戦争を終わらせたと主張するアメリカは、新たなワクチンによってパンデミックを克服したという歴史を切り開こうとしているかのようです。
そこで得られたデータを基に、不死身の兵士や若返り薬を開発するのが目的なのでしょう。
平均寿命で世界をリードする日本人の遺伝子情報は重要視されているに違いありません。
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