１００歳目前で大活躍中の世界のリーダーたち
７月１２日といえば、世界に禅を広めた鈴木大拙が９６歳で大往生を遂げた日です。
１９６６年のことでした。
金沢の生まれでしたが、渡米し、世界に仏教思想を紹介したことで知られています。
確かに「無心の心」で９６歳をまっとうした仏教学者らしい人生でした。
ところで、世界では今、この瞬間も現役で驚異的な活躍を続けている「１００歳目前」の政治家や経済人がいます。
例えば、キッシンジャー元国務長官。
何と９８歳ですが、先週、米中国交正常化５０周年を記念するイベントで大演説をこなしています。
また、９０歳を迎えたバフェット氏と共に「バークシャー」を率いて投資の神様と崇められているマンガー氏も御年９８歳です。
アジアでもマレーシアのマハティール前首相は７月１０日に９６歳の誕生日を盛大に祝っています。
実は、７月１２日はマハティール夫人の９５歳の誕生日。
ご夫婦揃って元気なご様子で何よりです。
こうした長寿者に共通しているのは「人生を楽しむ」「信頼できる相手と組む」「やばいと感じたら即、手を引く」といった発想でしょう。
来週には東京オリンピックの開会式が開かれるようですが、「やばい！」という事態が発生した場合には、即、中止との決断が欠かせないと思います。
それこそが「無心の心」に通ずるものではないでしょうか。
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