ハッピーバースデー!イーロン・マスク!
6月28日は電気自動車テスラの創業社長イーロン・マスク氏の誕生日です。
1971年生まれですから、本日、めでたく50歳になります。
その日に合わせたのかどうか分かりませんが、中国政府から驚くような発表がありました。
何と、中国で一番売れてきた電気自動車テスラに対して30万台のリコール命令です。
「事故につながる恐れのある制御システムの不具合が見つかった」とのこと。
モデル3のセダンとモデルYのコンパクト型が対象で、いずれも上海にあるテスラのメガファクトリーで製造されたものです。
ということは、2019年12月から2021年6月の間に製造されたテスラの電気自動車の大半が欠陥車だというわけで、イーロン・マスク氏にとっては「最悪の誕生日プレゼント」と言っても過言ではありません。
実は、テスラでは昨年10月にもモデルSとモデルXの計3万台をサスペンションの不具合を理由にリコール対象にされたばかりでした。
更に、追い打ちをかけるように、中国政府からは「テスラ車が搭載するカメラは中国国内の軍事施設や政府関連機関をスパイするために使われているので、こうした公的施設への乗り入れを禁止する」との通達まで出される有様です。
アメリカでは長者番付第2位のマスク氏ですが、資産の大半はテスラの株ですから、今回のようなリコールが続けば、長者番付から脱落することもあり得るでしょう。
そうした事態を回避すべく、マスク氏は得意のツイッター戦略で「テスラ車の売買をビッドコインでできるように再考する」と発信。
まさに乱高下の続く仮想通貨に希望を託しているようです。
とても真っ当なビジネスモデルとは言えないでしょう。
いずれにしても、世界を騒がせる点ではナンバーワンのマスク氏。
新たな奇策を準備しているに違いありません。
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