和菓子を食べてコロナ・ウイルスを撃退!
本日は「和菓子の日」です。
西暦848年にあたる嘉祥(かじょう)元年の6月16日、仁明(にんみょう)天皇が16個の菓子や餅などを神前に供えて、疫病退散を祈願したという故事に由来しています。
豊臣秀吉もこの日には毎年、和菓子を振る舞ったそうです。
江戸城では大広間に2万個以上のお菓子が並べられ、大名や旗本に配られたとの記録も残っています。
また、江戸時代から明治の頃までは、6月16日に採った梅の実で作った梅干しを食べると災難を逃れることができるとの言い伝えがありました。
そんな歴史やパワーに思いを馳せ、和菓子を味わってみては如何ですか?
このところは新型コロナ・ウイルスという新たな疫病が蔓延しているため、「感染症を追い払おう」との願いを込めた和菓子も続々と登場しています。
その代表選手とも言えるのが「アマビエ様」にちなんだ和菓子でしょう。
アマビエとは1846年5月、現在の熊本県の海上に突如、現れた妖怪のことで、「私の姿を描いた絵を人々に早々に見せよ」と伝えて、疫病を退治したといいます。
何と、厚生労働省でもアマビエのイラストを使った感染症予防サイトを立ち上げているほどですから、きっとご利益があるに違いありませんね。
いずれにせよ、和菓子に込められた健康祈願への思いは日本独特の文化だと思います。