ワクチン接種の動機は現金か無料のビール!アメリカの場合
日本では高齢者や医療従事者へのワクチン接種が始まりました。
それでも国民の半数が少なくとも1回の接種を終えたアメリカとは段違いに接種者の少ないのが日本です。
では、アメリカ人が接種を受ける理由は何でしょうか?
カリフォルニア大学(UCLA)が実施した調査では意外な真相が明らかになりました。
「コロナウイルスへの感染を予防するため」と答えた人は少数派。
最も多かったのは「お金がもらえる」で、その次は「無料でビールが飲める」というもの。
ウェスト・バージニア州では若者の接種率が低いため、16歳から35歳を対象に接種すれば100ドルが支給されることになりました。
メリーランド州では公務員に同じく100ドルが支給され、デトロイトでは50ドルのプリペイドカードが支給されています。
他にも、ウーバーやリフト社が協力し、接種会場までの無料の車の手配が行われるなど、あの手この手で、接種率を上げる工夫が功を奏したようです。
ニュージャージー州ではレストランで使えるビールの無料券が配られ、ニューヨーク州ではその場でビールやドーナッツが振舞われたり、動物園や植物園への無料入場券がもらえるというサービス合戦が展開されているのです。
コンサートへの招待券やスーパーで使える野菜の割引券も人気。
驚くべきは、首都のワシントンでの接種者への無料サービスは何とマリファナです。
もちろん、希望者にしか配られてはいません。
要は、お金やモノで接種者を増やしているのがアメリカの実態なのです。
逆に、そこまでしなければ、ワクチンの接種率は上がらないということでしょう。