ロシアの駐日大使の本音に迫る(第4弾) | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

ロシアの駐日大使の本音に迫る(第4弾)

去る11月21日、元陸上自衛隊幹部が在日ロシア大使館に勤務していた元駐在武官に情報漏洩したとの容疑で書類送検されるという事件が起きました。

東部方面総監といえば、陸自では上から3番目の高官です。

これまでも防衛省や自衛隊を狙ったスパイ事件はいろいろありましたが、今回のように「将軍」クラスの幹部が関与した例は初めてのこと。

漏洩した情報は「普通科運用教範」と呼ばれる戦術テキストで、自衛隊員であれば簡単に入手できるもの。

とはいえ、守秘義務違反であることは否定のしようがありません。

また、漏洩した情報がこれだけという保証もありません。

先のパリで発生したテロ事件など、日本でもいつ飛び火するかわからない危険な状態が続くなか、情報収集や管理には万全の体制で取り組むはずの自衛隊の中枢幹部がいとも簡単にロシアのスパイにつけ込まれるとは。

これでは自衛隊情報保全隊が機能していないことが満天下に知れ渡ったようなものです。

あらためて、「スパイ天国」と揶揄される、日本のお寒い実態が暴露されたわけで、官民挙げての対策が必要です。

近年、サイバー空間を舞台にした情報戦に目が行きがちですが、生身の人間を対象にした情報収集合戦が日夜営まれていることを忘れてはなりません。

ロシアの駐日大使アファナシエフ氏の発言にご注目下さい。