カルタゴの遺跡を誇るチュニジアでの爆破テロを憂い、共同戦線を模索中! | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

カルタゴの遺跡を誇るチュニジアでの爆破テロを憂い、共同戦線を模索中!

パリでの多発テロの衝撃が冷めやらぬ中、北アフリカのチュニジアの首都チュニスでも過激派組織IS(イスラム国)によるものと思われる爆破テロが発生しました。

こちらは大統領警備隊を狙った自爆テロです。

チュニジアといえば同国における初の民主的総選挙を主導したことが評価され、経済、人権、法律団体の連合体「ナショナル・ダイアローグ・カルテット」がノーベル平和賞に選ばれたばかり。



受賞の決め手となったのが一昨年に実施された総選挙。

小生、その際、日本が派遣した国際選挙監視団の団長として2度に渡り現地入りしたものです。

初めての選挙権の行使ということで、多くの国民が4時間も5時間も、投票所に整然と並び、民主的な意思表示の機会を噛みしめていた様子が、昨日のことのように思い起こされます。

わが国はその後も一貫してチュニジアの民主化を支援すべく、人材育成計画や再生可能エネルギー開発の分野で協力してきました。



来年は日本とチュニジアが国交を樹立して70年を迎えます。

アフリカ諸国の中では日本と最も長く友好信頼関係を築いてきた国の代表格です。

そんな矢先に起こった自爆テロ。

新たに大使として着任されたカイス・ダラジ氏を歓迎すると同時に、早速、テロ情報の共有や合同の対策など、新たな協力関係の深化に向けて話し合いを始めました。



国際的なダイアローグ(対話)が欠かせません。