東京は世界で2番目に危険な都市!? | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

東京は世界で2番目に危険な都市!?

本日、「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」の初会合が首相官邸で開かれました。


議長に就任した安倍首相は「東京五輪が開催される2020年に訪日外国人旅行者を2000万人に増やす」という従来の目標は「通過点に過ぎない」と述べ、更なる上積みを目指す考えを表明。


というのも、本年末には2000万人の目標が達成されることが確実視されているからです。


外国人観光客がもたらす経済効果は3兆円を突破。


観光産業がアベノミクスの第3の矢に躍り出た観さえします。


しかし、こういう時こそ、「好事魔多し」のことわざを思い起こす必要があるでしょう。


イギリスに本拠を構えるロイズ保険が先月発表した「世界の主要都市のリスク分析:2015-2025」と題する報告書が警鐘を鳴らしているからです。





このレポートは、ケンブリッジ大学のリスク研究所の協力の下、世界の主要5000都市を対象に地震、津波、洪水、火山噴火、疫病、株価急落、サイバー攻撃、原発事故、テロなどの脅威がもたらすリスクとその経済的被害規模を分析したもの。


実に衝撃的な結果が明らかにされています。


何と東京は世界で2番目にリスクが高いとのこと。



今後10年間で1500億ドルを超える被害が発生すると予測されているのです。


背筋が寒くなります。


ちなみに、リスクの高い都市は上から、台北、東京、ソウル、マニラ、ニューヨークの順。


リスクは自然界からの脅威もあれば、人的な災害もあるはず。


自然災害やテロに強い防災都市にしなければ、東京五輪もありえません。