フィリピンから国会の外交委員長を迎えて | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

フィリピンから国会の外交委員長を迎えて

フィリピンからデル・マール国会議員が来日されました。

各国との議会交流に長年尽力し、外交委員会の委員長を務める重鎮です。



日本からのODAを活用し、水道や陸橋などインフラ整備に係わってきた経験も豊富で、親日派の代表格のような存在。

宮沢隆仁前衆議院議員と共にじっくりと話し合うことに。

知らなかったのですが、フィリピンは日本と違い、3期以上連続して国会議員を務めることができません。

それ以上を希望する場合には、必ず1期休まねばならない決まりとなっているそうです。

任期が長くなれば、利権がらみの腐敗の可能性が高くなることを見越した制度といいます。

マール議員もこれまで3度ほど休みをとって、充電した後、毎回、選挙を勝ち抜いてきたとのこと。

ところで、観光委員会のメンバーでもあるマール議員によれば、以前はフィリピンを訪ねる観光客のナンバーワンは日本人だったのですが、近年は韓国や中国からの観光客に圧倒されている模様。

日本人は礼儀正しく、地元の人たちからも大変親しまれていたようですが、このところの韓国や中国から急増中の観光客はそうでもないらしく、皆が「日本人に帰ってきてほしい」と切望しているようです。

何とかしたいものです。

実はフィリピンからは日本に介護士が期間限定で多数派遣されています。

マール議員からは、彼ら、彼女らが日本での経験を活かして働ける「高齢の日本人向けケア施設」をセブ島に造りたいとの熱心な提案がありました。



一時的な観光ではなく、定住型の日本人コミュニティを目指す構想です。

検討に値すると思いました。