ウズベキスタンの春のお祭り「ナウルーズ」 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

ウズベキスタンの春のお祭り「ナウルーズ」

春の訪れを祝うウズベキスタンのお祭り「ナウルーズ」(春分の日)が東京でも盛大に開かれました。



ペルシャ語で「新しい日」を意味する「ナウルーズ」。

本国では大統領も出席し、大人も子どもも踊りや凧揚げなど楽しむそうです。

港区の赤坂区民センターで開催された「ナウルーズ・イン・ジャパン」には日本で暮らすウズベキスタンの人々が多数集まり、シルクロード・ダンス・アンサンブルによる伝統芸能文化を満喫し、大勢の日本人参加者としばし中央アジアへの思いを共有できたのは幸いでした。

トゥルスノフ駐日大使は「同じ地震国同士の日本とウズベキスタン。これまでも大きな災害に襲われてきましたが、その都度、助け合ってきた友情の絆をこれからも大切にしたいもの。厳しい冬の後には必ず温かい春が巡ってきます。まだまだ交流の浅い両国ですが、ナウルーズをきかっけに相互理解が深まることを祈念します」と、日本語を交えた素晴らしい挨拶をされました。

確かに、東日本大震災に際しては、ウズベキスタンからは物心両面に渡り大きな支援を頂いたものです。

小生も、祭典が終わったところで、ウズベキスタンTVの取材を受け、そうした支援への感謝を伝えると共に、両国関係の未来について多くの分野で協力が拡大する余地がある旨を述べました。



思い起こせば、1966年のタシュケント大地震ではウズベキスタンの首都の建物は3分の2が崩壊。

しかし中央アジア最大といわれるバレエ・オペラ劇場はびくともしませんでした。

この劇場を建設したのは第2次世界大戦後にシベリア抑留を受けた日本人捕虜に他なりません。

過酷な強制労働であったのですが、ウズベキスタンの人々の文化芸術の殿堂を守ったということで、いまでもウズベキスタンでは日本人への感謝と信頼の気持ちが根付いています。

これからも友好と信頼の関係を進化させたいと願わざるを得ません。