日米以外がひれ伏す中国マネーの威力と強かなオバマ政権 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

日米以外がひれ伏す中国マネーの威力と強かなオバマ政権

本日の夕刊各紙は中国が主導する「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」について、アメリカ政府が参加する意向のないことを大きく報道し、同時に、日本政府も慎重な姿勢だと伝えています。

確かに、アメリカは現時点では不参加のようですが、ホワイトハウスの報道官は「既存の国際開発機関を補完し、効果的に機能することで国際社会に利益をもたらす」とコメントしているではありませんか。

BRICs諸国はもとより、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、オーストラリア、ニュージーランドなど30か国近くが既に参加を表明しています。



なぜなら、AIIBはアメリカが牛耳っている世界銀行や国際通貨基金(IMF)を上回る資金が集まることが確実視されているからです。

中国マネーの威力は絶大です。

その額、何と2400兆円。

AIIBについて注意すべきは、日米連携で不参加の腹積もりだったのに、気が付けば不参加は日本だけという不本意な結末を迎える可能性がありうることです。

オバマ大統領は習近平国家主席との間で安倍総理と比べ10倍以上もさしで話を詰めています。

折しも、今日からファースト・レディのミッシェルさんが来日。



どんなメッセージをオバマ大統領から言付かっているのでしょうか。

安倍総理ならずとも、親書の中身が気になるところです。