外国人が多く住む江戸川区が誇る「新しいカタチの大学」 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

外国人が多く住む江戸川区が誇る「新しいカタチの大学」

この週末、都内の江戸川区で「多文化交流祭り」と銘打った国際交流イベントが開催されました。



主催したのは創立10周年を迎える「江戸川総合人生大学」の学生たちです。

学生といっても、大半は企業や役所を定年退職した方々で、現役時代の経験を地域に還元したいと思う熱意と未知の世界への知的好奇心にあふれる人たちばかり。

名前は大学ですが、まちづくりと国際交流を主目的に江戸川区が設立した“協働”の場作りを応援する「新しいカタチの大学」に他なりません。

実は、江戸川区には2万5000人ほどの外国人が暮らしているのです。

中国人、韓国人、フィリピン人などアジア系が多いのですが、インド人に関していえば、都内でも最多の人口を抱えており、日常的に異文化との接点が多いのが特徴。

多くの外国人が身近に暮らしているため、彼らとの健全な付き合いや相互理解が“まちづくり”には欠かせません。

そこで青山学院大学のジョージ・ギッシュ名誉教授が学科長を務める国際コミュニティ学科が中心となり、このところ毎年、江戸川区内に住む外国人との文化交流の催しを計画、実行しているわけです。

音楽、ゲーム、民族衣装、おしゃべり、お菓子、といった具合で、子どもも大人も大はしゃぎ。
小生の長年の知人である安田吉宏氏も会社生活を終えた後、地元をもっとよく知るため江戸川総合人生大学に入学。



今回のお祭りの実行委員としてアラブの衣装をまとい、嬉々として集まった老若男女を楽しませてくれているではありませんか。

学長の北野大氏(淑徳大学教授)によれば、「この大学のキャンパスは江戸川区全域」とのこと。

さまざまな知識や経験を持つ人々が年齢を超えて学び、楽しんでいる姿は、まさに「下町の人情」と「若返りの効果」を大いに実感させてくれました。

いくつになっても、新しいことに触れ、新しい出会いを重ねることは若さを保つ秘訣かも知れません。