80代、90代で活躍する日米のリーダー像 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

80代、90代で活躍する日米のリーダー像

「次世代の党」の東京都支部連合会の結党大会が都内で盛大に開かれました。

平沼赳夫党首と石原慎太郎最高顧問が元気と熱気あふれる挨拶を。

そして党の幹事長でもある山田宏都連会長が総選挙に臨む政策と地方選挙区の候補者を紹介しました。

その後の記念講演では櫻井よしこさんを講師に迎え、日本を取り巻く課題を冷静に分析した上で、「次世代の党」への期待を熱く語って頂きました。

しかし、何といっても印象深かったのは石原氏の凛とした姿勢とユーモアを交えたスピーチです。



一時は「老兵は死せず。ただ去るのみ」と、今期での政界引退をほのめかす発言が話題となりましたが、きっぱりと否定し、「若い人たちを精一杯応援したい」と壇上からエールを。

間もなく83歳とのことですが、「自分の年齢では“次世代”とは言えないから、本当は”ヤマト“という党名にしたかった」と心情を吐露する一幕も。

かつて『「ノー」と言える日本』で対米依存体質からの脱皮を主張した心意気は今も健在で、日本が誇るカーボンナノチューブの技術がなければアメリカの戦闘機も無用の長物と化す、といった鋭い指摘を次々と繰り出しました。

最近も新著『エゴの力』を世に問うたばかり。

思えば、80代、90代で活躍するリーダーは数多くいます。

例えば、現在91歳のヘンリー・キッシンジャー元国務長官。



『World Order(世界秩序)』と題する最新作を発表したかと思えば、2016年の大統領選挙への出馬が取りざたされるヒラリー・クリントン女史に声援を送るなど、影響力の維持に余念がありません。

要は、物理的な年齢ではなく、精神的な若さが、その人の生命力を左右することを証明しているのが、石原慎太郎氏やキッシンジャー氏ではないでしょうか。