海南島から香りパワーの代表団が来日!
永田町界隈は内閣改造で慌ただしい一日でした。
とはいえ、小生は「沈香(じんこう)も焚かず、屁もひらず」な“人心一新”劇とは無縁な立場です。
そこで、東京中国文化センターで開かれた「崖香流芳:海南香文化交流展」のオープニング式典に出席。
沈香といえば、日本における香道の主役でもあり、漢方薬の最高素材に他なりません。
世界的にも珍しい沈香栽培ですが、その最大の本場と言われる海南島から「海南沈香収蔵協会」の専門家らが来日。
かつて鑑真和上(がんじんわじょう)が「香樹は集まり生い茂って林となる。風至れば香りは五里の外に匂う」と謳った沈香です。
本日の会場に一歩足を踏み入れるや、その独特の香りに包まれました。
その効能は目覚ましく、日頃の疲労が瞬時にして消えるほど。
まさに、薬用、芳香、宗教などさまざまな目的で歴史を超えて珍重されてきただけのことはあると、参加者一同大いに納得。
「南海沈香」は古代には「崖香」と呼ばれており、沈香の中でも特に香りが長持ちし、100年経っても失せないと特別扱いされてきたもの。
「水の中に沈めても香りは匂い立つ」という生命力。
永田町界隈に限らず、また国籍に関係なく、多くの方々にこの沈香パワーを味わってほしいものです。
会期は来週いっぱい。
ご関心の向きはお急ぎ下さい。