インドからモディ首相を迎えて、安保強化の協議開始!
本日、インドのナレンドラ・モディ首相が来日されます。
グジャラート州の首相時代にお会いしたことがありますが、経済に明るい親日家です。
日本から「新幹線や原発を輸入したい」との意向をお持ちとのこと。
安倍首相との間でどのような話し合いとなるのか、内外の注目が集まっています。
今回のインド首相の訪日を固唾を飲んで注目しているのは中国でしょう。
というのも、モディ首相はインド洋に進出を続ける中国海軍に対抗するため、大規模な軍事増強計画を進めており、「防衛分野で日印の連携を深めたい」と公言しているからです。
これまで旧ソ連製の軍艦や空母を導入してきたインドですが、「とても中国に敵わない」との認識。
なぜなら、中国はインドの4倍もの軍事費1880億ドルを投入しているからです。
モディ首相の戦略は明確です。
「中東から石油はじめエネルギー源の80%が通過するインド洋を中国に押さえられないようにするため、インドと日本で安全保障の強化を図ろう」というわけです。
経済と軍事の一体化を目指すのが中国やインドの国家戦略となっています。
さて、安倍首相はどこまでモディ首相の提案に踏み込んだ対応をするのでしょうか。
「防衛装備移転3原則」が決まったばかりの日本。
本来なら、安保法制相の出番でしょうが、まだ誰も名乗りをあげません。
どうなることか。