「トモダチ作戦」集団訴訟は新安保相の初仕事?
「トモダチ作戦」に参加した米兵らによる東京電力を相手取った集団訴訟。
8月25日にカリフォルニア州サンディエゴの地方裁判所で審査が始まりました。
原告団による趣旨説明が行われ、この10億ドルに及ぶ懲罰的損害賠償訴訟が受理されるかどうかに内外の注目が集まっています。
とはいえ、カリフォルニアの州法で国有化された日本企業の法的責任をどこまで追求できるのか、サンディエゴの地裁でも簡単には結論が出せそうにありません。
慎重に検討するということで、訴訟を受理するかどうかは、9月にずれこむことに。
日米の安全保障のあり方にも大きく影響が及ぶ話です。
というか、日米関係全体にも係わる問題といえます。
しかし、答弁は「個別の案件にはお答えできない」というもの。
しかし、国有化された企業の命運がかかった裁判になりかねません。
日米関係の今後を考えれば、政治的にもしっかりとした決着がつくよう、総理のみならず外相、防衛相の連携プレーが欠かせません。
来週には誕生するはずの新設の安保相にとっても最初の任務になるかも知れません。
誰が火中のクリを拾う勇気を見せてくれるのでしょうか。