日本人初の国際宇宙ステーションの船長、若田光一氏の「和の心」 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

日本人初の国際宇宙ステーションの船長、若田光一氏の「和の心」

人類が科学に寄せる期待には限界がありません。


“夢”や“探究心”が人類の未来への扉を開いてくれるはず。


その意味でも“希望”を与えてくれたのが若田光一宇宙飛行士でしょう。


国際宇宙ステーションで日本人初の船長(コマンダー)を務め、アメリカ人やロシア人の飛行士たちを「和の心」で束ね、188日間に及ぶ科学実験や任務を無事終え、去る5月、地球に帰還。


日本人のみならず世界の人々に“思いやり”の気持ちをプレゼントしてくれたものです。




昨日は、宇宙空間での実験にも使っていた「宇宙扇子」を宝塚歌劇団に返還するセレモニーが開かれました。


笑顔一杯の若田氏は「雪組」のトップスターに囲まれ、あたかも「星組」か「宙(そら)組」の演目に加わったかのような雰囲気。




その若田氏の語る「宇宙は巨大な実験場」などの宇宙語録は、聞くたびに、実に気宇壮大で心を奮いたたされます。


確かに、日本にはHAロケットの打ち上げ成功率98%という世界最高水準のロケット技術があります。


また、今回も若田氏が宇宙で実験を繰り返した医療や医薬品の開発分野でも、人間の生命力を長く太くできる可能性がほの見えてきたとの朗報も。


そして、宇宙滞在中の話し相手を務めたロボット「キロボ」との共同生活体験も、これからの「人とロボットの共生時代」の幕明けを象徴するものでしょう。




いずれにせよ、常に「地球が故郷」というのが口癖の若田飛行士。


お盆の帰省ラッシュが各地で見られる日本ですが、しばし立ち止り、無限大の宇宙に想いを寄せる時間も大切にしたいものです。