マレーシア機撃墜事件の犠牲者を追悼する
マレーシア航空17便がウクライナ上空で撃墜された時、小生は原発の代替エネルギー政策を議論するためフランスにいました。
同機にはオランダ人193人を含め、ヨーロッパ国籍の乗客が多かったせいもあり、日本以上に大きな衝撃を与えたものです。
現地ではちょうど夕食の時間帯でしたが、レストランが一瞬騒然となりました。
あの悲劇から10日近く経ちますが、真相はいまだ藪の中。
双方の非難合戦が続いています。
そんな中、先週の金曜日(7月25日)、都内の聖アルバン教会にて犠牲者を想う追悼ミサが厳粛に開かれました。
キエフに総主教を戴く在日東方正教会が呼び掛け、宗派を問わぬ合同ミサということで、オランダ、オーストリア、英国、ベルギー、南アフリカ、そしてウクライナの駐日大使や書記官らが参加。
小生も唯一の日本人国会議員参列者として指名献花をさせて頂くことに。
ウクライナ出身のコロラック神父の祈祷には「国際政治の理不尽さと軍事対立の無慈悲さ」を切々と訴える言葉が散りばめられており、参列者の胸を強く打ちました。
外交官、政治家、メディア関係者、宗教人らによる「真の国際平和と民族融和」への道筋をつけねば、悲劇は終わらないと思った次第です。