首脳会談がなくとも青年サミットで日中関係の打開を目指す
中国の習近平国家主席がソウルに到着しました。
中国の最高指導者が就任後、北朝鮮より先に韓国を国賓として訪問するのは初めてのこと。
それだけ韓国を重視しているのか。
それとも、、、、。
いずれにせよ、日中首脳会談の見通しはまったく立っていません。
それどころか、親しい中国の政府高官によれば、「習国家主席は安倍総理には絶対に会わない」と断言しているらしいのです。
日中双方に「会えない理由」を言い出せば、きりがありません。
しかし、それでは疑心暗鬼の悪循環に陥るばかり。
こうした旧態然とした発想を打ち破るには、かつて持て囃された「未来志向」ではありませんが、未来を担う青年同士の交流が一役買うはず。
そうした観点から、国際関係や中国語を学んでいる日本の大学生と日本で学ぶ中国人留学生を募り、中国大使館にて初の交流会を開きました。
若手の外交官も多数参加し、さながら「日中青年サミット」の観すらあるほどの盛り上がりを見せました。
そして固定概念や偏狭なナショナリズムに囚われない自由かつ大胆な発想からさまざまなアイディアや提案が出されました。
これは厳しい政治的現状を前にし、立ちすくんでいる日中友好諸団体に代わる、新たな交流の場が生まれたといっても過言ではないでしょう。