エネルギー消費量ゼロ企業連合体の誕生！

サウジアラビアで感心したのはIKEAの存在でした。

ご存知、スウェーデンの家具メーカーです。

何が印象的だったかと言えば、同社のエネルギー戦略に他なりません。

「２０２０年までにエネルギー消費量ゼロを目指す」と宣言し、着実に歩み始めているからです。

各地に風力発電施設を造り、昨年の時点ですでに自社のエネルギー需要の３７％を再生可能エネルギーで賄っているとのこと。

太陽光パネルも５５万枚を設置。

世界的企業は国の方針とは関係なく自力で環境問題への取り組みを強化しているわけです。

実は、同様の取り組みはグーグル、アップル、ウォルマートなどに急拡大しています。

国連の気候変動パネルが発表したように、「２０５０年までには温室効果ガスを７０％、２１００年までには１００％削減しなければ、地球はもたない」状態に陥っているとの危機感を共有してのこと。

そうした切迫感が日本ではまだまだ薄いと言わざるを得ません。

地域も企業も、そして個人もエネルギー問題の深刻さを全身で受け止め、大胆な対策を講じる時だと思います。