相次ぐ各国の新年会と日中関係改善に向けての野中広務提案 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

相次ぐ各国の新年会と日中関係改善に向けての野中広務提案

日本とは異なる暦で各国の大使館が主催する新年会が相次いでいます。


1月末にはベトナムのテトのお祝い。




2月に入ると中国の春節。




そして、今週はユリウス暦に則ったロシアの新年といった具合です。




まさに新年会の時差攻撃といったところ。


国が違えば、風習も違うのは当然のこと。


お正月の祝い方も千差万別。


ベトナムではフン大使が音頭をとって大使館員と共にカラオケで母国の流行歌を披露。


中国では程大使が厳しい日中関係を改善したいとの思いを込めた日本語の大演説をぶちました。


ロシアではアファナシエフ大使が大使館員の子弟を総動員し、ロシア民謡を日本語で大合唱という演出。


いずれの場合も、日本との関係を重視し、何としても日本人の心をわしづかみしようとの熱烈な気持ちがひしひしと感じられるものでした。


そんな中、本日、参議院では「国の統治機構に関する調査会」が開催されました。


参考人として意見陳述をされたのは野中広務元内閣官房長官。


中国や北朝鮮との太いパイプを持つ野中氏も政界を引退されてから早10年。


とはいえ、「若い政治家の皆さんへの遺言と思ってお聞き頂きたい」との前置きの後、舌鋒鋭く、安倍政権の弱点を指摘されました。


「二度と戦争の過ちを繰り返してはならない」という悲痛とも思える訴えには、与野党問わず、出席者の多くが心を動かされた模様。


また日中関係の軌道修正を図るための超党派の訪中団の派遣提案は示唆に富むもの。


「誰を団長にすれば中国が動くか」を考えた上で、具体的な名前が出ました。


皆が「なるほど」と感心した次第です。


このやり取りは実に興味深いものでした。


小生のHPで改めて紹介したいと思います。


ご期待下さい。