国会でのアフリカ支援議論と「ブックスキャン」のインタビュー
今日は午前中、参議院で安倍首相の施政方針演説に対する各党の代表質問が行われました。
最初に登壇したのは民主党の神本美恵子副代表。
特徴的だったのは安倍外交におけるアフリカ・中東地域の重要性を質したことです。
これまで多くの議員が首相のトップ外交の功罪を指摘してきましたが、サブサハラ地域を特定して、わが国のODAのあり方を問題提起したのは初めてのこと。
この地域には中国や韓国も資源を求めて積極的な支援を行っています。
しかし、相手国の実態を踏まえた上で、親身の援助や技術移転、人材育成に取り組んでいる点に関しては、日本がダントツに高い評価を得ているのが現状です。
とはいえ、なりふり構わぬ資源争奪戦も激化する一方。
加えて、日本のODAが効果を発揮する傍らで、欧米の巨大アグリビジネスが、その上前をはねるような事例も目立つようになりました。
このままでは「正直者がバカをみる」ということにもなりかねません。
長年にわたりアフリカはじめ新興国に地道な支援を続けてきた日本です。
他の援助国との調整や民間ビジネスとの役割分担について工夫を凝らす時期ではないかと思います。
その意味では、本日の神本議員のアフリカに関する質問は示唆に富むものでした。
さて、本会議が終わった後は、「ブックスキャン」のインタビューを受けることに。
仕事や本との関わりについて、じっくりと質問に答えました。
最近感動した本として小生が紹介したのは『ダメなときほど運はたまる』(萩本欽一著)と『Steve Jobs』(Walter Isaacson著)。
また、過去、最も刺激を受けた本としては『すでに起こった未来』(P.F.ドラッカー著)と『未来の衝撃』(アルビン・トフラー著)を俎上に乗せました。
間もなくネット上でアップされるはず。
是非、お読み頂ければ幸いです。