タジキスタンのラフモン大統領はタフ・ネゴーシエイター
中央アジアに位置するタジキスタンは日本と同じく自然に恵まれた山の多い国です。
1年半前に初めて訪問して以来、多くの友人ができ、今でも親しくしています。
特に、ラフモン大統領とは、初対面の折、中国問題をめぐって激論を交わしたご縁で、メッセージのやり取りをしたりする仲に。
(ラフモン大統領との会談)
なにしろ、9人の子宝に恵まれ、選挙にもめっぽう強い政治家です。
忘れられないのは、1999年8月、隣国のキルギスで発生した邦人誘拐事件。
当時、犯行グループへの説得工作を指揮するなど、事件解決に欠かせない役割を果たしてもらいました。
タフな交渉で知られています。
そんなラフモン大統領、昨年11月の大統領選挙では87%の支持率で見事に再選を勝ち取り、安定政権を維持。
遠くからエールを送ってきましたが、本年中には再度タジキスタンを訪ね、両国関係のみならず、国境を接するアフガニスタンの安定に向けての国際協力の進め方などを議論できればと願っています。
(アフガンとの国境に近いパンジ行政郡中学校にて)
わが国はドゥシャンベ市内の2つの病院に太陽光を利用したクリーン・エネルギー施設を提供。
今後は同国のもつ豊かな水資源の有効活用にも日本の技術を役立てたいものです。