安倍総理の靖国参拝をめぐる内外の反応 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

安倍総理の靖国参拝をめぐる内外の反応

このたびの安倍総理による靖国神社参拝が内外から大きな反響を呼んでいるようです。


中国や韓国の反応は予想した通りですが、アメリカやEU、そしてロシアの外交当局からも「失望」や「危惧」の表明が相次いでいます。


今回、安倍総理は本殿参拝に加えて、戦争で亡くなった外国人を慰霊する「鎮霊社」にも参拝。


相当の覚悟と十分な準備をした上での行動に違いありません。


日本国内にはアメリカの国務省や駐日大使館が失望感を表明したことを受け、「日米関係の悪化が懸念される」といった意見も見受けられます。




しかし、アメリカ政府といっても、あくまで「顔の見えない」民主党のオバマ政権の見方でしかありません。


外交のみならず経済や医療保険政策の混乱で「戦後最悪の大統領」と揶揄され、支持率も30%台のオバマ氏。


来年の中間選挙では厳しい結果に直面せざるを得ないと見られています。


そんなオバマ大統領を持ち上げてくれるのは中国の習近平政権くらいです。


今回の異例ともいえる「失望」声明も、中国に配慮してのこと。


実は共和党の間では全くといっていいほど問題視されていません。


思い起こせば、ブッシュ大統領などは来日時、当時の小泉総理に対して「一緒に靖国神社に参ろう」とまで持ちかけたほどでした。


さすがの小泉総理も「日米首脳が揃って靖国神社を参拝するのは時期尚早」と判断したのか、最終的には明治神宮への参拝に落ち着いたもの。


いずれにせよ、一国の最高指導者であれば、自らの決断には自信を持って頂きたいものです。


もちろん、周辺国、同盟国を問わず、自らの行動がもたらすと思われる外交上の軋轢には万全の予防策を講じて臨むことは当然のことですが。