チュニジアの新首相を支える親日3人組が来日!
チュニジアから賓客が来日されました。
暫定首相府大臣のサイディ氏、海外投資促進庁のゼクリ氏、そして初代駐日大使を務め、その後、外務大臣となり、現在はアラブ・マグレブ連合の事務総長の任にあるベン・ヤヒア氏の3人組です。
小生、「アラブの春」がきっかけとなり、初の民主的な国政選挙が実施された2011年に国際選挙監視団の日本団長としてチュニジアを訪問して以来、同国との関係強化に邁進しています。
紆余曲折を経ながら、新憲法の制定や議会選挙に向けて奮闘しているチュニジア。
年内には新内閣が発足する運びとのこと。
先週末、無所属のジョマア産業大臣が新首相に選ばれたばかりです。
航空宇宙工学分野の出身である新首相を支える3人組の来日。
エルーミ駐日代理大使の呼びかけで歓迎会が開かれました。
ベン・ヤヒア氏による日本語を交えた挨拶が多くの出席者の胸を打ちました。
初めて大使として皇居に参内した折、天皇陛下から賜ったお言葉が忘れられないとのこと。
「ローマによって破壊されたカルタゴの町を見事に再建された歴史をもつ国から着任された大使を歓迎します。是非、広島を訪問して頂きたい。苦難を乗り越えるという体験を共有できるからです」。
目に見えない励ましの力を受け取った瞬間だと言います。
それ以来、日本人との絆を大事にし、チュニジアのみならず北アフリカ地域において日本紹介に尽力してこられたベン・ヤヒア氏。
現在はアラブ・マグレブ連合の本部のあるモロッコに在住されているのですが、国連本部のあるニューヨークをはじめ、国際機関の密集するパリやジュネーブを駆け回る日々。
こうした海外の日本シンパを一人でも増やし、互いの信頼関係を強めたいと願っています。