火星への移住希望者20万人を突破か?
昨日は国産の新型宇宙ロケット「イプシロン」の打ち上げが発射19秒前に中止になりました。
「ロケットの姿勢がわずかにずれている」と地上側のコンピュータが誤検知したためといいます。
言い換えれば、水際でのトラブル回避。
その意味では、「さすが日本!」といったところでしょうか。
原因が究明されれば、数日以内に再発射されるはずです。
衛星打ち上げビジネスで日本が満を持して開発したロケットだけに、多くの宇宙ファンとともに早期の成功を願わざるを得ません。
ところで、このところ世界の宇宙ファンの間では火星への移住計画が関心を呼んでいます。話題の国際プロジェクト「マーズ・ワン」計画。
2023年に4人の男女を火星に送り込むものです。
乗組員の応募は今月末に締め切られるのですが、先週末の時点で、何と16万5000人を超える応募がありました。
書類審査のために1人25ドルを支払う必要があります。
応募条件は「健康な身体、新しい技術を学ぶ上での頭脳の明晰さ、小グループでのチームワークに向いている性格」の3つ。
応募者の内、最も多いのはアメリカ人で全体の4分の1。
次いで、中国、ブラジル、インド、ロシア、イギリスの順だといいます。
このままのペースでいけば、最終的には20万人を超えるかも知れません。
その中から4人が選ばれるわけで、相当の難関です。
今のところ、日本人の応募はほんの数名。
選ばれた後は7年間の厳しい訓練が待ち受けているからでしょうか。
しかも、「マーズ・ワン計画」は火星への移住の第一陣ということで、地球への帰還はありません。
それでも世界中から大勢の応募者が集まっていることに、驚きを禁じ得ません。
それだけ宇宙への気持ちが高まっているのか、それとも地球に見切りをつけようというのでしょうか。