誕生日おめでとう！オバマ大統領へ

オバマ大統領は８月４日に無事、５２歳の誕生日を迎えました。

時差がありますから、日本時間では本日、８月５日になります。

保養所のあるキャンプ・デービッドでハワイやシカゴ時代の友人たちとゴルフに興じるバースデー週末だったといいます。

ところで、大統領の誕生日で思い出すのは選挙中に付きまとった「出生地疑惑」です。

オバマ大統領の父親はバラク・フセイン・オバマ氏。

ケニアからの留学生でした。

母親はアン・ダナムさん。

２人はハワイで出会い、たちまち結婚。

オバマ大統領が生まれた時（１９６１年）、カンザス州生まれのアンさんは１８歳でした。

実は、当時の彼女の置かれている状況では、法的に自分の子供にアメリカ国籍を与えることはできません。

アメリカ大統領になるにはアメリカ国籍が絶対条件。

そのため、最初の選挙でも、昨年の２期目の選挙でも、「オバマ氏は資格を有していないのではないか」といった疑惑が浮上したものです。

ハワイ生れといわれながら、どこの病院に尋ねても、出生記録が出てこない上に、オバマ陣営が出生記録の提出を頑なに拒んだことも疑いを深めることになったようです。

そうした経緯や背景の詳細については、拙著『オバマの仮面を剥ぐ 』（光文社）をご一読下さい。

まさにミステリーといっても過言ではありません。

とはいえ、２期目の大統領としてめでたく誕生日パーティーをこなしたオバマ氏。

変わった趣向として、ファンや支持者の元にはホワイトハウスからネット経由で大統領にメッセージを書いて返信できるバースデーカードが送られてきます。

受け取った側は思い思いのお祝いの言葉を送り返すことができるというわけです。

しかも極め付きは、誕生日の機会に募金をお願いします、というカンパ要請というオマケ付き。

さすがネット選挙とネット献金の先進国。

日本との政治風土の違いを感じます。