アルジェリア発の危機をいかに乗り越えるか
アラブ諸国の駐日大使たちが心を痛めている。
北アフリカのアルジェリアで起こった日本人人質殺害事件によって、アラブの世界全体が危険極まりないテロの温床のごとく受け止められ、日本企業や日本人観光客が激減し始めているためである。
そこで何とか対策を講じる委員会を立ち上げることになった。
経済、資源、文化、観光など、さまざまな観点から日本とアラブ世界の信頼関係を強化しようとするものである。
そのまとめ役を担っているのが、パレスチナ代表部のシアム大使に他ならない。
(パレスチナの子供たちが描いた、日本への激励メッセージの前に立つシアム大使と共に)
東日本大震災に際しても献身的な対応を見せてもらった。
思えば、状況は異なるが、危機対応の必要性という意味では同じ。
「困った時の友こそ真の友」。
互いに力を合わせて、困難な状況を乗り越えねばならない。