モロッコで開かれたシリア・フレンズ会合 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

モロッコで開かれたシリア・フレンズ会合

この2週間は東奔西走の毎日だった。


沖縄では下地氏の、そして鹿児島では野間氏の選挙を全力応援。


下地氏は残念な結果に終わったが、野間氏は見事、初当選を勝ち取った。


ご支援を頂いた皆様には心から感謝申し上げたい。


実は、この選挙期間中、外務大臣政務官として北アフリカのモロッコとチュニジアで開催された国際会議に急遽出席することになった。


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前者はシリアで続く虐殺や大量難民の問題に対し、国際社会としていかに対応するかが議題。


何しろ、5万人もが殺され、住まいを失った200万人もの国民が周辺諸国に流れ込んでいる。


人道上からも放置できない状態だ。


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また、後者では「ジャスミン革命」を経たチュニジアの民主化の進展状況を見ながら、経済発展や女性の地位向上に向けての方策を協議することに。


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小生にとっては1年前に実施された同国初の選挙に国際監視団の団長として訪問して以来のこと。


いずれの会合もアメリカのヒラリー・クリントン国務長官の出席が予定されていたが、ドタキャン。


ウイルス性腸炎で脳震蕩を起こしたためという。


再会できなかったのは残念だった。


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とはいえ、モロッコのマラケシで開かれたシリア・フレンズの会合には160を超える国や国際機関、民間団体の代表が勢揃いし、アサド政権に代わる民主的な体制作りに向けて具体的な支援を約束し合うことができ、有意義だった。


将来を期待されているシリア国民会議の代表団も参加し、国際的な協力の枠組みが形成されることに。


日本はアジアから参加している唯一の主要援助国。


経済面に限らず教育、人材育成等の面でも積極的な協力を申し出たため、国際社会からは大きく感謝されている。


総選挙の結果、わが国でどのような政権が誕生するにせよ、国際社会と真摯に向き合っていかねばならないことは自明の理。


未来を見据えた創造的な政策を追求していかねばと、改めて強く思って帰国した。