東日本大震災一周年追悼式典:官民の違い | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

東日本大震災一周年追悼式典:官民の違い

東日本大震災から1年目となる3月11日、国内外で追悼の式典が催された。


小生は国立劇場で開催された政府主催の「東日本大震災一周年追悼式」と明治記念館で挙行された民間の「日本人の原点・祈りの日式典」の両方に出席した。


前者は天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、厳粛な雰囲気の中、未曽有の災害を乗り越え、助け合いと感謝の精神で逞しく再生を実現していく決意を共有する場となった。


野田総理も国際社会からの支援に感謝の気持ちを伝えるとともに、総合的な災害対策を強化し、より安全な社会造りを目指すと力強く宣言。


岩手、宮城、福島3県のご遺族代表による「遺族のことば」はいずれも感動的で、出席していた外国の大使たちも涙を流しながら聞き入っていた。


その後、駆けつけた民間主催の”祈り”の会。


誰でも参列できるということで、広い会場に入りきらないほどの参加者が集っていた。


黙祷、献花に続き、千葉商科大学の島田晴雄学長と東京都知事の石原慎太郎氏が記念講演を行った。


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特に、石原知事の話は刺激的で、「祈っているだけではダメだ。行動を起こせ」と、何やら市ヶ谷で割腹自殺を遂げた三島由紀夫風。


「日本を変えるためには焼身自殺も厭わぬ」とのくだりは文学的表現なのか、新党結党に向けての決意表明なのか。


何はともあれ、復興に欠かせない被災地のガレキの処理に関しても、率先して広域処理を受け入れている石原知事の決断力と実行力の一端が垣間見られ、千人近くの参列者も大いに鼓舞されたに違いない。