地球市民賞の授賞式で体感した日本人の創造性 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

地球市民賞の授賞式で体感した日本人の創造性

今晩、国際交流基金による「地球市民賞」の贈呈式に出席した。


会場の「さくらホール」は立錐の余地もないほどの大賑わいだ。


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今年で27回目を迎える由緒ある賞。


今回受賞したのは3団体で、カンボジアで児童買春の防止活動を続ける「かものはしプロジェクト」(東京都)、日本社会で直面する教育や医療の問題を協力し合って克服する「ブラジル友の会」(岐阜県)、使われなくなった幼稚園や小学校の校舎を利用して演劇活動を展開する「鳥の劇場」(鳥取県)。


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今年は更に「3・11」大震災の被災地から3団体が「理事長特別賞」を受賞することに。


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計6団体の活動報告を聞き、市民の主体的な発意による活動が地域から日本や世界を変えていく原動力になることを確信した。


「かものはし」の場合は、19歳の日本人女性が仲間2人と10年ほど前に始めた活動だ。


世界各地で子供たちが人身売買されている現実を阻止するため、被害者の多いカンボジアで支援活動を始めたという。


今では地元の警察も巻き込み、犯罪者の逮捕も進み、被害者は減り始めている。


この団体のユニークなところは、カンボジアの親たちに職を与え、子どもを身売りしなくてもすむように特産品の開発や販売に協力していることである。


厳しい環境に怯むことなく、フレッシュなアイディアと若々しい情熱で奮闘する日本の若い力に接し、世界に誇れる人材が間違いなく育っていると感心した。


こうした地道な活動を顕彰する「国際交流基金」がこれまた「仕分け」の対象となり存亡の危機に瀕している。


日本語を含む日本文化を海外に広める上でたゆまない努力と実績を積み重ねてきたJAPAN FOUNDATIONこと国際交流基金を一層支援し、進化させねばならないと思う。