「アラブの春」から「フコイダンの冬」へ | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

「アラブの春」から「フコイダンの冬」へ

このところ、アラブの大使らの間で寄ると触ると話題になっているのが「フコイダン」である。


「もう試したか?」


「もちろんだ。おたくはどうだい」


「まだだね。お前さんの効き目を確認したいから」。


そんな会話をあちこちで耳にする。


本年は「アラブの春」で始まったが、「フコイダンの波」で終わりそうな勢いだ。


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ご存知でない方のために紹介しておきたい。


「フコイダン」とは何か。


それはワカメや昆布などの表面を覆っている“ぬめり”成分に含まれている高分子多糖のこと。


いったい、なぜ、中東の外交官の間でそんなに高い関心を呼ぶようになったのか。


わが国ではすでに1990年代から機能性食品成分として注目されている。


加えて、近年では、動物実験や細胞試験などを通じて、インフルエンザウィルスに対する予防、抗がん剤の副作用抑制、軟骨再生、発毛促進、二日酔いの予防といった効果が見られるようになったからであろう。


小生の地元、鳥取大学では農学部、医学部、工学部が連携し、フコイダンのアンチエイジング効果に関する特許も取得。


鳥取県西部の米子・境港地区といえば食品産業が盛んで、「海産物のきむらや」は代表的な企業である。


同社では、文部科学省の「都市エリア産官学連携推進事業」に参画し、このフコイダンの商品化や普及に熱心に取り組んでいる。


そんな地域の中小企業が旗振り役を演じ、国内のみならず、海外でも評判になるようであれば、嬉しい限りだ。


プロポリスやアガリスクに次ぐ、細胞活性化のサプリメントとしても、どこまで市場に受け入れられるものか。


新たな「海からの贈り物」に注目!