アジアの巨象・インドからサハイ観光大臣が初来日

ＢＲＩＣｓの代表格であるインドからカント・サハイ観光大臣が初来日。

韓国で開催される国際観光資源会議に出席する機会を活用し、わが国に立ち寄られたもの。

家族を伴っての週末滞在ということで、小生もプライベートにお会いした。

食品加工業大臣から観光大臣になったばかりで、ソニア・ガンディー・インド国民会議総裁とは同志の間柄。

３０年にわたり、同派を中心にインド政界とも親交を深めてきたご縁もあり、初対面とは思えぬほどウマが合った。

インドは世界で最も親日的な国。

毎年８月９日の長崎原爆投下の日には議会全体で黙とうを捧げてくれているほど。

観光大臣として両国間の観光客を増加させるためにさまざまな秘策を講じているという。

特に、福島原発事故による風評被害を乗り越える上で最大限協力したいとの申し出。

ありがたいことだ。

最近流行りのメディカル・ツーリズムに関しても、インドと日本の独特の代替医療も組み合わせた新機軸を打ち出したいということで意見交換。

ヨーガやアーユルベータを実践するサハイ大臣。

短時間の東京滞在であるが、医療施設の訪問や鉄道インフラの関係者とも協議を重ねるなど、精力的な日程をこなしておられる様子。

印象深かったのは「インドでは大統領が政治を束ね、首相が経済を通じての国家建設に邁進している」との説明。

ＩＴ産業を中心に年率８％を超える経済成長を遂げる“アジアの巨象・インド”との政治、経済、文化関係を一層進化させねば、と改めて感じた。

ところで、小生、今夜からクウェートに出かけることに。

「アジア協力対話」会議に出席するため。

３１か国の外相クラスの代表が集まり、投資、環境・エネルギー、文化の未来を討議する。

行きも帰りも機中泊で、現地滞在は２日間というタイトスケジュール。

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