菅総理の余命カウントダウン
本日も早朝から夜まで慌ただしい一日だった。
朝は参議院の国会対策委員会に出席した後、看護連盟の代表の皆さんと意見交換。
その後、外交防衛委員会で4本の租税条約を審議、採決し、その足で前ウクライナ大使と懇談。
チェルノブイリ原発事故の教訓を福島原発事故対応にどう活かすかじっくり議論した。
午後は参議院の東日本大震災復興特別委員会に出席。
菅総理の頼りない棒読み答弁には与野党とも呆れるばかりだ。
内閣不信任案が否決されたことで、自らの政治生命が長らえたと無邪気に思い込んでいる総理の言動に、出席している民主党の議員団からもブーイングの嵐。
ところが、厚顔無恥の菅総理は一向に聞く耳を持っていない。
すべての質問者から「いつ辞めるのか」と問われたが、「責任を全うしたい」と居座り答弁に終始。
そのKYぶりには開いた口がふさがらない。
自分以外の閣僚が答弁している際には、目をつぶって居眠り三昧。
NHKで生放送されているとの自覚はまったくないようだった。
海外でも日本に対する失望感が広がっている。
今日特に気になったのは、アメリカの西海岸における「福島原発の放射能汚染の影響とみられる、妊婦の早産、流産、奇形児出産の急増」という報道である。
全米の異常出産の増加比率が2.3%であるにも係わらず、ワシントン、オレゴン、カリフォルニアなどでは35%に達している。
3月11日以降、5月末までのデータで、こうした異常事態が明らかとなり、原因は日本からの放射能との見方が一般的である。
因果関係は立証されていないが、アメリカはじめ世界から日本への新たな風評被害は広がる一方である。
アメリカは本気で菅総理を見限ったようだ。
菅総理の答弁を聞いている限り、こうした異常事態への感度があまりに鈍いように思えてならない。
官房長官はじめ、総理を支える立場の側近たちが見て見ぬふりをしているのは情けない限りである。