北方領土の総合開発計画を進めるロシア | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

北方領土の総合開発計画を進めるロシア

ロシアのイワノフ副首相が政府高官を多数伴い、択捉島と国後島に足を踏み入れた。


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事前に日本政府は「認められない」と警告を発していたが、日本外務省の腰の引けた発言などロシアはへとも思っていないようだ。


プーチン首相の信任が厚く、兵器の調達や運輸政策を担当するイワノフ副首相の「北方領土」視察は先のメドベージェフ大統領の国後島訪問より重い意味を持つ。


なぜなら、同副首相はカムチャッカ半島から千島列島全体を含む56の島々の開発計画の責任者であるからだ。


イワノフ副首相は「他の閣僚とともに、(北方4島を含む)千島列島の総合開発計画を練り上げる」と述べている。


東日本大震災発生の直後には、ロシアの新聞が「放射能汚染が北方4島にも及ぶので、ロシア人は住めなくなる。この際、日本に返してはどうか」といった記事を掲載した。


また、ロシアからはいち早く緊急援助隊が駆けつけている。


そうした動きもあり、北方領土問題の解決に新たな動きが出るのでは、と期待されたが、ロシアの頑なな姿勢は変わっていなかった。


それどころか、菅政権の無策ぶりをいいことに、中国や韓国を巻き込み、北方領土での資源開発や水産加工業を拡大させ始めた。


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中国もロシアも火事場泥棒的に日本の領土を奪う強欲さに関しては似た者同士。


早く手を打たなければ、尖閣も竹島も北方領土も永遠に失われてしまう。