未来へのグランドデザイン勉強会 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

未来へのグランドデザイン勉強会

自民党の参議院政策審議会では、日本のグランドデザインを描く野心的なプロジェクト・チームを発足させた。

わが国と世界の50年後をさまざまな角度から見据えた上で、政治と社会の未来を議論するのが目的である。

そうした知的作業を通じて、未来に責任を持つ政党の独自戦略を練り上げようとする試みであるから、これは与野党を問わず初めてのユニークな会合といえよう。

その第一回はゲストに東北大学の大西仁教授を招いて開かれた。

テーマは「国際政治史から見た現在の日本」。


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同氏は、わが国が近現代史上に直面した3大難局(幕末における欧米列強による日本の植民地化の脅威、第二次大戦における敗戦、1990年代に始まる現在の経済・金融危機)を説明。

その後、日本が「失われた20年」を乗り越え、復活のチャンスをつかむにはどうすればよいのか、問題提起を行った。

参加した議員との意見交換では、日本人が独自性を発揮できる環境を整えるにはどうすれば良いのかという点を軸に盛り上がった。

未来学にも携わっている小生は、欧米で進む「ネット民主主義」や「国境なき時代の国家のあり方」を紹介し、議論に一石を投じた。