中華人民共和国建国61周年
日中関係がささくれ立っている。
そんな中、中華人民共和国建国61周年の祝賀レセプションが東京都内で開かれた。
折も折、程永華駐日大使から何らかの発言があるのではないかと、報道各社がカメラを林立させていたが、全く期待外れに終わった。
その代わり、中央のステージでは、民族舞踊や中国歌舞団の演奏が華々しく繰り広げられた。
例年との違いで驚いたのは、演奏曲目の中に美空ひばりやSMAPの曲が挿入されていたことである。
また、会場の至る所で各国外交官によるカクテル外交の華が咲き誇っていた。
中でも印象深かったのは、ジョン・ルース・アメリカ大使夫妻と程大使との派手な微笑外交。
一方、日本の外交官や政府関係者の姿は、ほとんど見られなかった。
こういう時こそ、中国に対して正々堂々と向き合う恰好のステージであったはず。
また、欧米のみならずアジア、アフリカの代表も多数来ていたのだから、彼らに対しても働きかける絶好のチャンス。
もちろん、小生はルース大使や各国外交官と対中政策に関し貴重な意見をしっかり交換した次第である。