豪農高田家住宅の外観については、以前「天と地の間で」で取り上げたが、今回はその内部の素晴らしさをご紹介したい。
どっしりとした門をくぐると、茅葺きの母屋が現れる。
その中に入ると、広い土間があり、以前使っていたという人力車や、高田家ご夫人嫁入りの時に乗った籠がさりげなく飾られていた。
雄大な梁や柱で組まれた力強い内部の構造には、古き良き時代の日本がそのまま存在している。
室内の掛け軸や襖絵、調度品、お庭のいずれも力強い美しさに満ち満ちていた。
このような豊かな空間は、こころに癒しを与えてくれる。