鉄道の時代到来
鳩山政権は「コンクリートから人へ」のスローガンの下、全国的に公共事業の予算を大幅に削減している。
そのため建設業界を中心に、経営が厳しくなっているところが多い。
特に、地域経済にその影響が色濃く出始め、「これでは生きていけない」との悲痛な叫び声があちこちから聞こえる。
とはいえ、独自の発想で新たな活路を見出しているユニークな建設企業もある。
そのひとつが鉄道に欠かせない「敷石」を生産している会社だ。
生産現場を日野町に訪ねた。
採石場で働くパワフルな山の男たち。
見ているこちらが大いに発破をかけられた。
「山を削り、石を砕き、鉄の道の下敷きを造る」。
日本列島のあちこちで、高速道路の無料化が話題になっているが、温室効果ガスのことを考えれば、鉄道の持つ輸送力と環境に優しい機能は今後の注目株といえよう。
世界で最も有名な投資家ウォーレン・バフェット氏も「これからは鉄道が見直される」と発言しているほど。
小生、鉄道員の息子(米子鉄道管理局)として大いに心を動かされている。