【備忘録②】生後3ヶ月だった弟くんの入院

皆さま、おはようございます☀
先日は、私の長い備忘録を読んでくれてありがとうございました!
インスタにも子供を持つママ達から多くのDMが来て、じーんと感動しました。

前回は、長男くんの話がメインだったので、弟くんのことも残しておきたいと思います。

弟君の体調が崩れたのは、お兄ちゃんが入院になる前日の8月27日土曜日。

8月26日の金曜日、お兄ちゃんの小児科受診の時に「弟くんの方にもうつる可能性ありますよね、、?」と聞いたところ、「時間の問題ですね。」と言われていました。

8月27日の土曜日に、咳が少しずつ始まり、8月28日には鼻詰まりと咳が共に出るように。

そして、お兄ちゃんが入院した後、深夜にお家に帰ってきた頃には弟君も発熱。

幸い38度台をキープしていましたが、前回のブログでもお伝えしたように、お兄ちゃんのことがあったので、翌朝起きてすぐ一般診察が始まる前に救急外来を受診しました。

血液検査とレントゲンをとったところ、お兄ちゃんのように肺炎にはなっておらず、入院するレベルではまだないと言われました。
だけど、ヒトメタニューモウイルスは、RSウィルスの兄弟で、おそらくピークはこれからになると。

入院させるかどうか、またまた本当に悩みました。

悪化してしまう前に入院して見てもらえば、いざという時には安心だし、それこそ2、3日で退院できるのでは?と。

でも、寂しさで逆に免疫が下がってしまわないかなとも。

もう頭の中は、ぐっちゃぐちゃ。

最終的に悩みすぎて、目の前にいる先生にどうしたら良いのかを聞いてしまったほどです。

前日の晩の先生とは変わっていて、その日の先生は、まだ3ヶ月の赤ちゃんだから、寂しいとか親と離れてしまうのが不安だとか、そこまで分からないと思いますよと言ってくれました。
そして、もし入院させるなら、4人部屋にお兄ちゃんと一緒に入院できるように手配をしてくれると。

それを聞いて、確かにお兄ちゃんに比べたら、きっと寂しさや不安はまだマシなはず。
それなら、弟君も熱が下がるピークまで入院をした方が安心なはず。

そう思い、入院させることにしました。

それでも、すやすや私の胸元で寝ている赤ちゃんを無機質のベッドに横たわらせて、入院病棟に送るのは、やっぱり耐えられない瞬間でした。
(入院直前)

救急外来に行き、入院手続き等が終わったのがお昼前。

一度お家に帰り、お兄ちゃんの入院グッズと弟君の入院グッズを準備して、面会時間に合わせて病院に行きました。

昨日の深夜にそのまま入院になってしまったお兄ちゃんに会うことができるという一心で向かったのですが、まさかの病棟前で面会禁止になってしまったんです。
(前回のブログでお伝えした通り、私の枯れ声と咳で、風邪症状が落ち着くまでは面会禁止に)

それに加え、まさかの弟くんが入院前のPCR検査でコロナの偽陽性がでてしまったことを伝えられました。

先生達曰く、今回はお兄ちゃんのPCRが陰性でヒトメタニューモウイルスに罹っていて、弟君もヒトメタニューモウイルスも陽性になっているので、コロナに関しては7月にお兄ちゃんからもらったコロナの菌がまだ体内に残っていて、その菌を拾ってしまったかもしれないと。(PCR検査は微細な菌も拾ってしまうんだそうです。)

そのため、今回のコロナは偽陽性という判断にさせてもらいましたと。

ただ偽陽性とは言えど、隔離はしなきゃいけなくて、お兄ちゃんとは別部屋の個室に入院になりました。またコロナの偽陽性といえど、原則面会禁止になるそうです。

念のための入院がまさかの会うことさえできなくなってしまった状況に、コロナがある世の中を恨みました。

ただ他の多くのいのちを守らなければいけない状況があるなかで、院内感染を徹底的に防がなければいけない病院の方針は、もっともだし、こればかりは致し方ないなと自分の中で納得しました。

そこから、2日間は弟君には一切会えずに、電話のみで状況確認をする感じでした。

お兄ちゃんとは違って、病棟の入り口から弟君が入院している個室は遠かったので、幸い泣き声を聞かずに済んだのが、心を保たせる意味ではせめてもの救いでした。

そして入院3日目になり、お兄ちゃんの退院の連絡と共に、病院のご厚意で弟君は偽陽性なので、PCR検査を受けて陰性であれば条件付きで面会できると連絡をもらうことができたんです。

ちなみに、条件というのは、弟君に会った後は、すぐさま病棟と病院を後にすること。
※万が一の院内感染を防ぐため

そうして弟君の個室には入院してから3日目に行くことができました。

ただし午前中にお兄ちゃんの翌日退院が決まったのですが、弟君は入院したときより悪化している事とミルクの飲みが悪いことの二点からまだ退院できないと言われました。

この時点では、弟君のまだ退院できない現実にとてもガッカリしたのですが、悪化しているならしょうがないなと。

まずはとにかく会いたい一心で、弟君のお部屋に行きました。

弟くんが入院しているお部屋に行くと、ベットの上に仰向けに寝ていました。
お部屋に入ったときはまだ寝ていましたが、上にかけてあったブランケットは横に落ちていて、何もかかってない状態で仰向けに寝ていました。

腕や太ももを触ると、大人の私でも「冷たっ」と思うくらいに体が冷えていて、、。
夏だったので上から冷房の風邪が流れていたんです。

私が抱っこすると目を覚ましたのですが、初め全然目を合わせてくれず、無表情でよそよそしかったので、母である私を忘れてしまったのか!と一瞬思ってしまったほどです。

抱っこして、「おっぱい飲もうか?」と言うと、急に「ニパッと」と笑ってくれました。

その時に、赤ちゃんだから何もわからないなんて事はないなと。
赤ちゃんだって、寂しさや孤独感や恐怖心がしっかりあるんだって。
わたし、すごく可哀想な思いをさせてしまったなと。
こんなにまだ小さいのに泣いても泣いても誰もこない経験をさせてしまったんだなと、ハッとしたんです。

と言うのも、偽陽性とはいえ、個室に隔離されていて、お部屋に入るたびに看護士さん達は防護服を着ていました。

ただでさえ忙しくて、コロナが何度も何度も流行していて、看護士さん達も疲弊している中で、偽陽性の赤ちゃんが泣き喚いているだけで、抱っこするために、わざわざ部屋には入ってこないんだろうなと。

個室はガラス張りになっていて、外から見えるようになっているのですが、弟君の隣に同じく隔離されている4歳くらいの男の子が入院していました。

コロナなのか何なのかはわからないのですが、何個かチューブと点滴が二つほど繋がれていて、そのうちの一つが終わったのか、途切れたのか、割と大きな音でピーピーなっていたのですが、私が面会にいた1時間の間は、誰も通知音を止めには来ませんでした。

弟君の部屋に来てみて、実際の入院風景を目の当たりにして気付いたんです。

赤ちゃんとはいえど、弟君の入院生活もお兄ちゃんと同じように私が想像できないほどに精神的に辛いものになったんじゃないかなと。

もしかしたら、身体的にはお兄ちゃん以上だったかもしれません。

なぜなら、弟君は生まれた時から本当に哺乳瓶でミルクを飲むのが下手なんです。

ゲップさせないと吐き戻してしまうし、熱すぎるミルクも冷たすぎるミルクも飲めません。

それにミルクの味も何でも飲むわけでは無く、一つのメーカーのミルクしか飲みません。

そのため入院する時に、いつも使っている哺乳瓶、いつも飲んでいるメーカーのミルクを持っていき、ミルクが下手なことと飲ませる時のポイントをお伝えしました。
※入院する際に、入院時に配慮してほしいことや希望を聞かれました。

それにも関わらず、ちょうど面会している間にミルクの時間があり、看護士さんが持ってきたミルクを見て唖然としました。

哺乳瓶もミルクのメーカーも違ければ、ミルク自体が冷え切ったものでした。

退院できない理由のひとつに、ミルクの飲みが悪いと言うのがありましたが、これでは飲むはずがないと思いました。

また言い換えれば、ずっとお腹が減っている状態が3日間続いていたんだなと。

授乳をしてみると、力強くグイグイ飲んでいた姿を見て、授乳後に弟君に「もうお家に帰ろっか」と話しかけたら、また二パーっと笑ってくれたんです。

その表情をみて、わたしは退院許可が出ていませんでしたが、担当の先生を呼んで、明日のお兄ちゃんの退院と一緒に弟君の退院も出来ないかお願いをしてみました。

先生にお伝えした退院したい理由としては、

・熱はもう出ていないこと
→ピークは過ぎているとのこと
・授乳をしたら、グイグイと力強く飲んだこと
→食欲はある

=それならママの元で療養した方が免疫的にも良いのではと。

素人判断ですが、ママの勘としてはこのまま入院させておくほうが心配だったんです。

実際に先生に理由をお伝えしたら、とにかく入院した時よりも悪化しているから、今退院を許可することに責任は取れないとのことでした。

先生の話にも一理あったので、とりあえずその日は納得して眠っている弟君とバイバイしたのですが、一度弟君の入院の様子が焼きついてしまつたこともあり、帰宅後も、お兄ちゃんの退院が決まっているとは言え、気が気じゃありませんでした。

結局、先ほどの理由から、やっぱり退院したほうが良いと思い、翌日の朝6時に病院に電話して退院したい旨をもう一度先生にお伝えしてもらいました。

そして、朝9時になり、お兄ちゃんの退院のお迎えに行った時に、先生と弟君の退院についての話になりました。

前日の先生よりも偉い?先輩?の先生が来てくださり、状況説明をしたところ、自己責任にはなるが退院しても良いという許可を頂くことができました。

そうして、お兄ちゃんの退院準備を済ませ、弟君の退院のお迎えにも行き、無事お兄ちゃんと弟君の入院生活が終わったと言う感じです。

弟君の体調に関しては、ピークを超えていたこともあり、入院した時より悪化していると言われてはいたのですが、退院後は日に日に良くなり、ニコニコと笑顔も見せてくれるようになりましたよ。



ただお兄ちゃんも弟君も退院後すぐに元通りの生活に戻れたかと言うと、そうではありません。

元の生活に戻るには時間がかかりました。

やっぱり入院という体験は二人にとってかなり苦痛だったのだと思います。

その辺りについてもまた後日備忘録として残しておきたいと思います。

本当にまだまだ二人とも小さいのに、とても大変な経験をさせてしまったことに、心から反省しかありません。

だからその分、これからの人生は、ウザいと思われるくらいに愛情を注いでいきたいし、

これでもかというくらいに楽しい経験をさせてあげたい!と、思っています。

最後に弟君の退院までの話をこうして書くと、病院側に落ち度があったように見える方もいるかもしれませんが、決してそういう意味はありません。

お兄ちゃんにしても弟君にしても、きちんと治療していただいたと思っています。
いま二人が健康に笑顔をもって毎日を過ごせているのも病院の先生や看護士さんのお陰だと心から感謝しています。

弟君のミルクや掛け布団にしても、親心としては心を傷ませましたが、そうはいっても病院は保育する場ではないわけです。

その上で、強いて言うなら今回感じたことは、コロナの影響で、病院自体の忙しさと人員が比例していないんだろうなと。

診察や治療をし入院の受け入れを行うお医者さんと実際に患者さんのお世話をする看護士さん達との間での連携がうまく取れていない感じがしました。

だから、このコロナ禍ではコロナだけでなく、そのほかの病気にも出来るだけ罹らないようにするのが一番大切なんだなと思っています。

そして、一刻も早くコロナが終わることを心から願っています。

年末年始。
病院もなかなかやってないので、皆さまも我が家も体調管理に気を付けつつ、良い年末年始を過ごしていきたいです。

長い長い備忘録となってしまいましたが、ここまで読んで頂いた皆さまにも感謝。

ありがとうございました。

それでは、また更新します