社会から共感を得、好感をもたらすべく、
CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)
を前面に打ち出したブランディング。
昨今では、環境対策によって「環境にやさしい企業」といった
企業ブランドを構築すると共に、
差別化可能な戦略的要素を追求する企業が増えている。
たとえば、1970年代に創設されたザ・ボディショップは動物実験に反対し、
天然原料を使った化粧品・トイレタリー製品を製造販売する英国企業であるが、
自然派化粧品として、競争の激しい業界での差別化に成功している。
ほかにも、戦略的CSRブランディングが実行されている事例として、
以下のような活動が挙げられる。
トヨタ自動車:ハイブリッドカー「プリウス」開発・販売による有害汚染物質排出削減
TOTO:ユニバーサルデザイン、環境配慮型商品(水使用量を大幅に削減した水洗トイレ)
日清食品:インスタント麺「カップヌードル」のリフィル販売による容器分の資源削減
ボルヴィック:水販売1リットルに対しアフリカで10リットルの水をつくるキャンペーンでの貧困層支援
意識の高い消費者は、こうした企業姿勢を評価して、
購入する製品を選ぶ時代になりつつあることから、
CSRは今後も企業戦略上その重要性を増していくと思われる。
そして、コーポレート・ブランディングの観点においても、
CSRはブランド構築に欠かせない重要な要素となっていくであろう。
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